【サンムーン】ポケモン危機一髪!使用構築 オドリコントロール【ダブル】
~~~~~~回想~~~~~~
僕はいつものように「スカーフランドロスをころそう!」と意気込んでいた。
※別にスカーフランドロスを恨んでいるわけではないです。
<ランドロスの丸焼き、うまし。
ぐわーっ!>
意表を突くビビり玉でランドロスを暗殺し続けた経験から、ランドロスを起点にすることを覚えた僕は、もっと他の方法で起点にすることを考えた。
起点にするって言ったらそりゃあ…
弱点保険なわけですね。
Point:比較的安全にランドロスの攻撃を起点に弱点保険を発動しよう!
ランドロスの技構成は基本的に 地震/岩雪崩/とんぼ返り/馬鹿力 が多い。
この中で、まず一致で打てる地震を弱点で受けるのは避けたい。
次に、とんぼ返りや馬鹿力はまだまだダメージも大きく、弱保役でないほうが狙われる可能性もあるので避けたい。ここが一番侮れない。
最後に残ったのは、そう、岩雪崩である。
全体技で威力も控えめ、まさに間食のおやつのような技である。
さて、地震、とんぼ、馬鹿力を打たせずに岩雪崩を押させる方法は簡単だ。
飛行タイプを使えばいいだけだから。
飛行タイプの弱保役が決定。候補になりそうなのは…?
だいたいこんな感じ。実家のような安心感。
ちょっと待ってほしい、さすがに雪崩のダメージ軽減したいよね。
Point:岩雪崩のダメージを下げよう!
壁か?鳴き声か?威嚇か?フレガか?何を採用しようか。
<輝石持てる岩弱点で悪戯フェザダンいけるで。
お?
おぉ。
いや待てしかし…さすがにこの並びきついポケモン多すぎるぞ…
きついポケモンたち。
Zワザもメガシンカもきつい…そもそも特殊技打たれるのもきつい…Zワザもメガシンカも火力アップアイテムも禁止されてるけどなぜか弱保だけ使えてきついポケモン全部出てこないでスカーフランドロスがただ跋扈してるようなルールねーかな…そんなものあるわけ…
7月28日(金)8時59分まで! ポケモングローバルリンクで、インターネット大会「ポケモン危機一髪!」のエントリーを受け付け中! https://t.co/aFO6gp0ye0 #ポケモングローバルリンク pic.twitter.com/ky5RRV1sBR
— ポケモン公式ツイッター (@Pokemon_cojp) 2017年7月23日
あったわ。
そもそも危機一髪とはどんな大会か?
テラキオン、ギガルガン、プテラが跋扈して岩雪崩を打ちまくる大会。
まあだいたいこんな感じ(とてもうれしい)
~~~~~~回想終わり~~~~~~
というわけで危機一髪の軸が決まった。
やること:この辺で遊ぶ。
なぜか一人だけ構築の新規開拓ができてめちゃくちゃ喜んでたのだが、岩雪崩のせいで周りの人があんまり危機一髪のモチベがなくて寂しい思いをしたという不思議な自体に陥った。
そろそろ構築の話をしよう。
オドリドリ(ふらふらスタイル) 控えめ Hいっぱい、BCそれなり
特性:踊り子 持ち物:弱点保険
守る/身代わり/エアスラッシュ/羽休め
S無振りB振りオドリドリ。岩雪崩を起点にしたいのだから当然。
ダメージ計算を見てみよう。
技: いわなだれ
ん…?一致抜群だぞ…?
ルチャブル 陽気 HS252
特性:軽業 持ち物:ヤチェの実→ロゼルの実
フェザーダンス/羽休め/けたぐり/岩石封じ
高速ダンサーとして採用。
岩等倍でフェザダンを撒け、羽休めで岩半減で受けられる。
過去にフェザダンヤミカラスでランドロスをいじめた経験があったので、なぜかこの技構成でも使い慣れていた。
威嚇はともかく、甘えるなどはポケモンの1行動の重要性が高いせいで間に合わずに押し切られたりもするのだが、さすがに踊り子フェザダンは一瞬で相手の攻撃を4段階下げられるので強かった。
弱点の多いルールで弱点を消せる羽休めが強いのは当たり前。使ってる人は他に見なかったが。
持ち物は先発でも行けるようにヤチェにしていたが、この後こいつは後続メインになっていったことからロゼルに変更。それなりに信頼度も高くパクついていた。
攻撃技はローキック/瓦割り/けたぐり/ドレインパンチから悩んだ。
まず最も使い勝手の悪そうな瓦割りが消える。次にローキックとドレインパンチ、打点不足が気になった。
削いでいく構築とはいえ攻撃ターンにはきっちり攻撃したいし、PPも多かったけたぐりにした。
実際に羽コントロールで泥沼になり、10回以上けたぐりを押す試合もあったので、こちらにして正解だった。
最後の岩石封じ、プテラを起点にしたりと悪くはなかったが、他でもできるのでちょっと微妙だった。
コントロールしたい欲が強すぎたので、ここは素直に飛行技にすべきだったかも。
Aを4段階下げて安心していたところ、アローラガラガラの10万ボルトで殺された。
構築名に悩む並び
次に欲しかったのは、せっかくオドリドリがエースになるんだから、その行動回数を増やしたい。もっと攻撃する機会が欲しい。
フェザーダンスが物理しか補完できないので、まとめてD方面も補強したい。
となると…
ドレディア 臆病 HS252
特性:マイペース 持ち物:バコウの実
花びらの舞/蝶の舞/眠り粉/フラフラダンス
ドレディアを採用。
サポート役でできるだけ早くオドリドリを動かしたいので、最速が確定。
打点よりも安定して行動できるほうが重要なので、Hに振った。
無振りゲッコウガの冷凍Bや、ラティオスの攻撃などを耐えて動けたのでここは正解。
花びらの舞は5割で狙ったほうに攻撃しない(実際に打つまで忘れてた)が、オドリドリがいるので採用した。
5割で負けるのに狂ったように舞いまくってその試合は実際全部勝ってたんだからよくわからない。
草打点以外にできることがあんまりなく、どうしようもない敵を止めるために眠り粉。
最後の1枠が余ってしまったが、寝ている敵に重複して運ゲーを仕掛けられるフラフラダンスを採用した。
痺れ粉、メロメロ、宿り木、毒あたりと悩んだらしい。
踊り子で隣のオドリドリも踊ってくれるかと思ったのだが、どうやら相手が既に混乱していてドレディアがマイペースなのでエフェクトが発生しなくて少し寂しかった。
もしかしたらドレディア以外を採用してもよかったのかもしれないが、せっかくオドリドリ軸なのでドレディアにした。
花びらの舞が打てるメガニウム、花舞蝶舞の他にムンフォでサザンへの打点が持てるキレイハナと悩んだが、Sが高いのでこちらにした。
ここまでで、プテラやギガルガン、ゲッコウガ、マニューラといった早いポケモンをフェザーダンスで起点にできない問題があった。
一度下げても交代されてしまうのだ。封じを押してもそれも解除されてしまうので後手後手になって意味がない。
困った。
交代されても永続するS操作で、追い風のような自然に解除されたりかけ直す心配もないS操作があれば…
交代されても永続…
<電磁波なら任せろ
お?
いや誰も使ってないんだが…
なんでお前消えてしまったの…?
<電磁波きかんww
<怪しいアロマで気分がハイになってる
なるほど。
先に言っておくと、クレセやポリ2みたいなスイッチトリルもないし、ランドロスがいっぱいいると言ってもなぜか電気が等倍以上で入るよわランドくんばかりだったので
この環境は7世代でも屈指の電磁波の通りやすさだったと感じた。
実際のところは蛇睨みジャローダはいたのだが、ダブルのS操作といったらみんな追い風を使いたいのか電磁波自体は1度も打たれることもなかった。
カプの影響で過剰にマイナスイメージがついてそう。というか普通の環境で使うとやっぱり弱いからね。仕方ない。
というわけで電磁波マンを探すことに。どれどれ…
レジロック 腕白 HS252
特性:クリアボディ 持ち物:リンドの実
電磁波/岩石封じ/毒々/馬鹿力
レジロック、キミに決めた!
マサラタウンの郊外で100羽のオニスズメの群れに襲われたサトシ、しかしパートナーに選んだレジロックは腕白H振りだけでつつくのダメージを3~5ダメージに抑えられるのでHPが足りずに死んでしまったという…。
ちなみに、プテラの岩雪崩が21~25ダメージで乱数8発、
テラキオンのインファイトも54.5%〜65.2%しか食らわないのでなかなかの化け物だった。
Sに振ることで、バンギラスの上から麻痺を撒きたかった。バンギルガンみたいなのと対戦して少しでも怯む確率を減らすために。これも割と正解だった。
個体値妥協したので電磁波を撒いてもプテラが抜けないとかいう悲しい話になったが、まあ問題なく電磁波を撒けた。
攻撃技として岩雪崩…ではなく、岩石封じを採用。
役割としてはルチャブルドレディアを動かしやすくするためのサポートなので問題ない。
技スペが空いたので、ギガイアスなどの高耐久に打てる毒々を採用した。A振ってないので他の攻撃技よりは便利だった。
最終枠として、バンギラスへの遂行速度を出せるので馬鹿力を採用した。
電磁波でお茶を濁すこともなく、初手からマニュへ打てるのは偉かった。
使ってみた感想
役割をこなせば強いポケモンなので、強かった。
ワンパンされることがゲッコウガのハイポンに晒された1度だけで、物理環境もあって大抵耐えながら電磁波を撒けた。
不当に怯まされて電磁波すら撒けなかった試合はどうしようもなかったが。別にレジロックのせいではない。
ツイッターでレジロック強いと言ったら、なんかやたら「ギガイアスの劣化wwww」と言われてしまったのでちょっと寂しい気持ちになるなどした。
まあ雪崩メインで採用するなら他の岩タイプでいいでしょう。
電磁波を思いつく前はこご風ゴルーグを真面目に採用するか悩んでいたが、こちらで正解だった。
おまけとして電磁波の行動不能がやたら発生した。オドリドリの攻撃技がエアスラッシュだったのでまひるみになったり、行動回数を稼げる構築なのでかなり麻痺バグの恩恵があった。
フェザーダンスがメインの構築なので、相手にしてて一番きつそうなポケモンがなんとクリアボディのレジロックだった。他の岩タイプが絶賛されている中、最も評価の低いレジロックが一番きつくなるという不思議な感覚だった。
1度だけ出会ったが脚が貧弱だったのでけたぐりを連発して殺した。
トゲキッス 穏やか Hいっぱい、BD半々ぐらい
特性:ない 持ち物:ヨロギの実→ヤチェの実
第2の麻痺撒き役、トゲキッス。
電磁波が確定、マジカルシャインも確定。
エルテラが重かったりはまあともかく、指で水手裏剣やらを吸えたのでこれはなかなか便利だった。オドリドリやらいろいろ守れるポケモンがいた。
最終枠、追い風にしようとしていたがさすがに役割が偏りすぎると思ったので羽休めを持たせた。前述の通り、飛行が消えるので強かった。
エアスラッシュはいらないだろうなーと思って消してしまったので特性がなかった。
育成しなおしてる時間がなかった。
持ち物はヨロギだったがヤチェに変更したら先発適性が上がったとか誰得な話しか残ってない。
使用感
電磁波役として採用したので電磁波が撒けた試合は強かった。
相手全部麻痺させて10回以上バグってるのを笑いながら眺めてたりした。
最終枠、本来ジュナイパーを採用していたのだが、先発適性があるポケモンが現在非常に少ない。
プテラによる理不尽な怯みで電磁波すら撒けないと困るわけだ。
怯むポケモンは先発適性がない。
マニューラ 陽気AS252
特性:プレッシャー 持ち物:ヨロギの実
猫騙し/氷柱落とし/叩き落とす/けたぐり
猫騙しを採用した。
基本的には猫で電磁波を通してもらう。先発適性がとても高い。
プテラくん緊張感岩雪崩してもなぜかこのポケモン落とされないので、下から氷柱落としでプテラを八つ裂きにしたりしていた。
サザンラティバンギマンムーゲッコウジャローダあたりがとてつもなく軽くなった。
制限ダブルのメガガルーラ枠だ。
結果はジュナイパー入りで8戦して4勝4敗でいったんリセット。マニュを採用する。
30戦の段階で20勝9敗(※マッチング画面でバグで通信が切れたので1戦消えた、レート変動なし)でレート1640ぐらい、最高レートは1670ぐらい。
そこから1650あたりをうろうろするものの、以降戦績が振るわず6勝9敗で終わった。だいたい1610ぐらい残ってると思う。
フレ戦の段階ではルチャリドリ自体ががうまく決まらずに相当負けまくっていたのだが、電磁波や猫騙しのサポートでなんとかここまで勝率を伸ばせた。
本当はもっと勝ちたかったが、ギミックパゆえに相手のギミックパを見る場合などの、先発ドレディアすべき対トリパなどの正しい選出方法やプレイングをあんまり気づけなかったりまとめきれなかったのが主な敗因。あとはエルテラが少し厳しく、うまいエルテラ使いに途中4連敗したのが結構きつかった。
まあそれでも短期間でギミック考案からここまでまとめて楽しめたのはいい機会だった。実際勝ち試合はちゃんとギミック成立させて完封させることができたり、楽しむべきところはしっかり楽しめたと思う。
岩雪崩しか押す気のないPTはしっかりおやつにできた。
見やすいまとめ
構築名について、羽休めとフェザーダンスで†フェザーコントロール†みたいな構築名にできたが、さすがにちょっと恥ずかしかったらしい。