【さかさダブル】独立要塞バッフロン【ウルトラサンムーン】
前回はこちら
あらすじ
真面目に構築を組んだのに、図らずも最低レート1427まで到達してしまった。
真面目さどこ行った。
このまま終わるのは嫌なので、とりあえず改善案を考えてみることに。
まずはおさらい
パーティはこの6匹。
戦法
①ヤレユータンでトリルを通して采配+バッフロンの積み技で要塞を作る。
②メガヤミラミで暗示して勝ち!
改善案を出すために、問題点を列挙。
①トリル後にできる行動が積み行動しかない
=トリルエースがいない
②メガヤミラミの暗示の成功が勝敗に寄与しない
=バッフロンで積めれば勝てるし、わざわざ暗示する必要がない
③ゲンガーの選出率が低い
=トリルサポートはコジョンドで間に合う、崩しはそもそも方向性が異なる
④メタモンの選出タイミングが少ない
=メタモンの選出タイミングが少ない
⑤初手ガルーラが意外と辛い
=積み切る前に高打点出してくると痛いんです。
その他
①テテフが重い
=トリル構築の宿命。超Zでクレセワンパンてなんやねん
②トリパのコータスや、トリパメタの低速ポケモン(オニシズクモ、メガユキノオ
ー、etc)が重い
=バッフロンより遅い相手が辛い
このぐらい。
バッフロン、ヤレユータン、コジョンドは据え置きにして、残り3匹を変更しながら改善していくことに。
←リストラ
構築を作り直していく
トリル中にできることを増やす
バッフロン+ヤレユータンのメリットとして、一瞬でBを6段階(もしくはDを4段階)上げることができる。
反面、トリルターンが余ってしまうというデメリットもある。
どうしてこれがデメリットなのかというと、トリルを通すために構築の大部分を犠牲にしているからである。
コジョンド、ヤレユータンは単体ではほとんど削りに参加できないポケモンだ。
構築単位で、①トリル後にできる行動が積み行動しかない
という問題があるので、トリルをする意義を増やしたい。
トリル中で最も強い行動は、相手を攻撃することである。
古代の哲学者が言ってそうなセリフ出てきましたね
そこで、単体でトリルエースとなれるコータスを採用した。
ついでに、②メガヤミラミの暗示の成功が勝敗に寄与しない
に関しても、同時に解決することになる。
今までの、バッフロンが積んだ後に暗示を成功させ、そこから削り始めるという流れが
バッフロンが積む前にコータスで削り、バッフロンの積みを安定させる、という流れになった。
削りを入れるタイミングを積み始める前にすることで、明確にバッフロンの負担が減り、暗示に頼る必要が無くなった。
あわよくばトリルコータスだけで壊滅も狙える。
幸いなことに、バッフロンは1~2ターンほどトリル下で行動できれば後はトリルが切れても問題ないので、試合展開の順序を変えることができた。
こんなことってあるんだね。
変更点
→
選出パターンを増やす
次に取り上げるのはこれ
③ゲンガーの選出率が低い
ゲンガーの役割の一つに、ガルーラを上からワンパンすることがある。
他の役割は、道連れでトリルサポートを行う、ラス1で選出して滅びの歌を使う、など。
道連れでのトリルサポートだが、素早さが微妙なせいでコジョンドより狭い範囲しか縛れない。
先発要員としては、ゴーストZシャドボorゴーストZ道連れしか使えず、殴れる範囲が狭い。
サポートはコジョンドに任せ、先発要員として殴れる範囲を広げたい。
高火力高速広範囲の三拍子が揃ったズガドーンを採用した。
なんと、臆病珠シャドボでH振りメガガルーラすら中乱数以上でワンパンできる。
ゲンガーで見れる範囲を損なわず、ジャラランガにも打点が持てるということだ。
技スペも自由が利き、メインウェポンを複数持てる。Zワザも他に回せる。
先発要員としてはこちらのほうが強いだろう。
滅びの歌の消滅に関しては、後ほど別の方法で解決する。
ところで、猫騙しを打たれてしまうせいで、まずガルーラの上から行動できない。
ゲンガーも同じだが、この問題が付きまとうせいで霊が使いづらい。
それを解決するために、ガルーラをストップできるファストガードがかなり強いんじゃないだろうか。
さかさダブルでのガルーラの採用率の高さを考えたら、ファストガードを採用する意義は十分あるだろう。
ガルーラより早いファスガ使い…うーん…
コジョンド!と言おうとしたが、コジョフー限定技だったのでしょんぼりしてやめた。
さすがに作り直すのは面倒だ。
フェローチェを採用した。
ファスガ使いは他にもいたが、
単独で殴れる範囲が広い(コケコより早い)
ガルーラの猫や不意打ちを誘発しやすく、隣のポケモンの行動を通しやすい
などのメリットがある。
さらに、フェローチェの技範囲の広さは、メタモン枠を兼ねることができる。
さかさダブルでは自らのタイプが抜群になるタイプが非常に多い。
そこで採用していたのがミラー対面を頻発させることができるメタモンだった。
そこで、フェローチェならば、メタモンと同じだけ広い範囲を殴ることができる。
虫格闘だけで9タイプに抜群が取れる。初速で一般的なスカーフ持ちより早いのもいい。
天候エースを抜けるほどではないが、そこはトリルでなんとかしよう。
広く有利を取れるスカーフメタモンの範囲を損なわず、ファスガのギミックを追加することができた。
変更点
→
→
(ちなみに、オート猫無効のアマージョ、ハギギシリ、カプテテフなんかはあまりよくない。猫を通せないことが見え見えで、守るや交代でズガドーンのシャドボをかわされてしまう。あくまでも相手に読まれにくいファスガを押すのが良い)
既存の並びを見直す
猫サイチェンコジョンド、トリルを通すところまでは強い。
しかし、確実に1ターンのラグができるのはどうにかならないものか。
コジョンドは早いが、トリル後は何もできずに倒されるのを待つだけとなる。
放置された場合、最悪ヤレユータンを先に倒される可能性がある。
また、トリルサポート以外の役割を持たない。
この枠は精神力猫騙しができるだけでいいことに気づいた。
メガ枠が空いていたので、メガガルーラを採用した。
HAメガガルーラであれば、トリル後にそのまま居座って捨て身を連打しにいくことができる。
かなりヘイトを買うので、優先的に相手に攻撃してもらい、コータスやバッフロンにつなぐことができる。
先ほど簡単に解決した、①トリル後にできる行動が積み行動しかない、の解決をさらに補強した形になった。
さかさのガルーラは採用しない理由がないほど強いので、当然の権利だ。
→
ここで問題なのだが、コジョンドがいなくなったせいで、カプ・テテフが尋常じゃないぐらい重くなってしまった。
具体的にはスカーフテテフだ。一応控えめスカーフならフェローチェで上から殴り倒せるのだが、臆病だと抜かれているので運要素が強い。
コジョンドを使っていたころよりメガガルーラを使っていたころのほうが明らかに勝率が上がっているので、今更戻したくはない。
さて…どうしようか…
ふと思ったが、今なら采配なしでバッフロンに自力で積ませても間に合うんじゃないだろうか?
というのも、崩し役を豊富に採用したので、積みスピードを急ぐ必要が無くなったわけだ。
ヤレユータン自体はコータスとの相性はめちゃくちゃいいし、精神力2枚でトリル貼るのはかなり強い。できれば外したくない。
しかし、どうにもテテフが重すぎて、エスパートリラーを採用している場合ではないだろう。
トリルさえ張れればフィールドを奪ってサイコショックでワンパンできるのだが、トリルを張るのが難しいのでは…
ヤレユータンを外す場合、バッフロンの積みスピードが遅れるので、太鼓カビゴンに速度負けする可能性がある。
腹太鼓カビゴンにも有利を取る必要があるね。
テテフにワンパンされず、カビゴンの太鼓をけん制できるトリラー…?
そんなものいるわけ…
!?!?!?!?!???!!!??
しかもイカサマもあるから太鼓カビにも負けないぞ…すげぇ…
思念の頭突きイカサマダウンロードポリゴン2を採用した。
変更点まとめ
パーティ紹介
バッフロン
種族値:95-110-95-40-95-55 生意気 H244 B100 D164
特性:防音→(草食)→防音 持ち物:ゴツゴツメット→カゴの実
コットンガード/ど忘れ/眠る/恩返し→アフロブレイク
役割...詰め役
この構築の軸。前回からの唯一の続投枠。
前回はガルーラやカビゴンに真っ向から立ち向かっていくという感じだったが、
今回は隙を見て繰り出し、崩されない要塞を作って勝つ形で仕上げた。
弱点が少なく一致技の通りも優秀なので、さかさバトルのノーマルタイプは詰め役にしやすいのが〇。
バッフロン自体もほかの詰め役(カビゴンとか)に変えてもよかったのだが、 95-95-95がやはり強く、防音やコトガも侮れないのでこのまま続投させた。
前回の構築記事を公開したので、裏をかくために草食の個体も用意した。
リーフブレードやキノコの胞子を食べて強かったが、それよりもジャラランガが多すぎたので防音に戻した。
構築記事を公開したせいか、バッフロンに初手挑発から入ってくる人が2人もいた。ぐすん。
冷静に考えると、コットンガードでモフモフ度が増すんだから、アフロでブレイクされても痛くなさそうである。
物理的な痛さより、動物の体毛との触れあいが生理的な打撃となるのだろうか…?
実際にいたら結構臭そうだしそういう理由だろうか
アフロブレイクの謎が深まる…
ポリゴン2
種族値:85-80-90-105-95-60 生意気 HD厚めでAとかCとかにも少し
特性:ダウンロード 持ち物:進化の輝石
役割...先発で場作り
元々シングル用の八つ当たりポリ2で、謎のA振りのせいでダブルを始めて以来全く使っていなかったのだが、さかさダブルでテテフに思念をぶち込むために再就職を果たした。
恐らく世界で唯一の思念ポリ2。
ダウンロードとサイコフィールドで完全に相手依存なのだが、そんなんでもテテフワンパンできるならと藁にも縋る思いで採用した。
トリルはバッフロンやコータスを動かしやすくするので必須、イカサマはカビゴンの太鼓をけん制するほか、ガオガエンやコケコなんかにも打てた。
最後にエレキネット。襷潰しやS操作になる。
トリルとの相性が悪いフェローチェやズガドーンを動かしたいときに、相手のスカーフ持ちを対策できる。
トリルが切れる前に仕込んでおく動きも強く、ダブルでトリルこご風クレセが強いのも納得だった。
凍える風でもいいのだが、対コケコでダメージを重視するためにこちらにした。
地面にもあたるぜぇ~~と思っていたらパチリスに無効にされたので、どっちでもいいと思う。
あと、ポリ2で詰めを狙える自己再生は強いのだが、この構築ではバッフロンが詰めに行けるので今回は不採用にした。
トライアタックも不採用。広範囲に削りに行ける技で強いのは分かるが、ガルーラコータスが同じ役割で動かせるので不要。
ひたすら場作りに特化させた。
ガルーラ
種族値:105-95-80-x-80-90 意地っ張り HA252
メガ後:105-125-100-x-100-100
特性:精神力 持ち物:ガルーラナイト
猫騙し/毒々/捨て身タックル/不意打ち
役割...トリルサポート/崩し
さかさダブルで採用しない理由がないポケモン。
トリル下で殴らせるためにHAで採用した。
猫騙しは採用理由。
メインウェポンの捨て身タックル、コケコやジャラランガを上から殴れる不意打ちも外す理由がない。
最後の1枠は、グロウパンチではなく毒々にした。
バッフロンがどう頑張っても倒せないポリゴン2やクレセ、ブラッキーに打つ。
積み構築だがAやCを積むことができないため、自己再生で逃げ切られる相手を倒せる毒を仕込むことにした。
これがゲンガーから受け継いだ滅びの歌枠に当たる。
ガルーラ自体が狙われやすいので積んでいる余裕がないのと、ガルーラで勝つパーティではないのでガルーラを動かすサポートがし辛い。
確かにグロウパンチの制圧力は大したものだが、ガルーラで遂行できなかった瞬間試合終了になるので、今回は1回の行動で仕事がこなせる毒のほうが便利だった。
コータス
種族値:70-85-140-85-70-20 冷静 HC252
特性:日照り 持ち物:パワーアンクル
噴火/熱風→ソーラービーム/守る/毒々
役割...トリルエース
単独でもっとも崩し能力が高いトリルエース。
一応ズガドーンの熱風を強化できるのもポイント。
役割的にトリルターン使って毒撒いてる場合ではないと思うが、コータスだけで試合終わらせる必要がないのでこちらにも毒を仕込んだ。
あくまでバッフロンのサポートなのでね。
やはり噴火では削り切れないクレセリアやポリゴン2に毒を撒けるのが強かった。
炎技の補完にソラビが強い。草虫鋼と貰い火の炎にも打てる。
最初は熱風にしていたが、カミツルギに負けたのがショックすぎてソラビにしました。
パワーアンクルはミラー用。
コータスはさかさダブルで採用率が高いポケモンだが、対策方法が正直これぐらいしか思いつかなかった。
コータスドレディアも高レート帯にいたので、トリル下から対策するならアンクルコータスで決まり。素早さ実数値11で激戦区を駆け抜けろ。
爪コータスに2敗しているので襷熱風に変えたい気もするが、まあアンクルでいいでしょう。
煙とアフロの親和性。
もこもこしてる。
ズガドーン
種族値:53-127-53-151-79-107 臆病 CS252
特性:ビーストブースト 持ち物:命の珠
役割...崩し(特にメガガルーラ)
普通のズガドーン。
スカーフでも強いと思うが、特にガルーラをワンパンしたいので臆病珠で採用した。
さかさでZやスカーフ持たずに上からガルーラワンパンできる唯一のポケモンだと思う。(一応H振りガルーラにも7割ぐらいの確率でワンパンできる)
107族なので抜きエースとしては遅めだが、崩しとしては晴れとBBでがんがん火力上がっていくので強さを感じた。
晴れ熱風で+1ジャラランガワンパン、素熱風でもジャラランガ上からワンパン、テテフもフィールドタダ乗りサイキネでワンパン、+2晴れ熱風でクレセワンパン、そんなもんか。
こんな見た目だが、なんとジャラランガの+1スケイルノイズを確定で耐えた。
さすがに感動した。
さかさでは炎霊の範囲が優秀。通常ルールではここまで強くないね。
フェローチェ
種族値:71-137-37-137-37-151 臆病 CS252
特性:ビーストブースト 持ち物:カクトウZ
気合玉/虫のさざめき/ファストガード/先取り→守る
役割...ファストガード/崩し
ダブルバトルでファスガが採用できて感動した。
対ガルーラは猫騙し全部防いで勝った。
正直あまり言うこともないのだが、あとはカクトウZが強かった。
フェローチェミラーで守る貫通ワンパン、テテフも守る貫通してワンパンした。
気持ち良すぎる。
控えめスカーフは抜けてるのがいいですね。
臆病スカーフは知らん。
選出パターン
いるんだかわからないけど、一応作ってみる。
基本選出
ガルポリ2+トリル軸
コケコみたいな高速アタッカーが多い時に出す。
毒々持ちを2匹選出できるので、精神的に落ち着く。
+自由
フェロドーン
相手がガルーラ+なんか(ジャラランガあたり)を出してきそうなときに。
ズガドーンで暴れる。暴れ放題である。
対テテフに出してもいいかも。
認知度高まってきたら、ファスガせずに気合玉Zでヤンキーしましょう。
猫不意打たれず通せます。
一応出せる(いや出せるけども)
先発コータスはやりたくないので使ったことがない。
心の強い人には使えると思う。
あとはガルズガドーンとかもガルニンフみたいな感じで強いんだろうなって思うけど、その後のプラン考えにくいのであんまりやってないです。
ポリ2出しとけば基本何とかなる。
まとめ
103戦51勝52敗でレート1601 瞬間188位
前回が22勝29敗で1427だったので、今回は52戦29勝23敗ですね。
途中色々技構成変えてたり、40戦ぐらいまではヤレユータン使ってたりして勝率が安定していなかったのだが、最後は何とかまとめきって勝ち越せた。
毒仕込んだりファスガ仕込んだり思念仕込んだり、環境ではメジャー気味のポケモンでも色々遊び心を取り入れられて楽しかった。
環境としては、カプがいい感じに弱体化してるのがいいかもね。
さかさダブルはメガライボルトとか絶対強いと思うし使いたかったけど、今回はバッフロン使っててそれどころじゃなかった。
次回は試してみたいですね。
QRコード
あと2週間も使えるQRコードだ!
さかさダブルは今しかないぞ!!!
【さかさダブル】独立要塞バッフロン
https://3ds.pokemon-gl.com/rentalteam/usum/BT-A206-4070
<ノシ