【ORASトリプル】矢木電スイッチトリパ【矢木に電流走る---】
前置き
こんにちは、しわしわです。
突然ですが、皆さん!
この画像をご存じでしょうか。
こちらは、あの超有名麻雀漫画「アカギ 〜闇に降り立った天才〜」に登場する
「矢木圭次」というキャラクターです。
そして、わずか中学生の主人公との対決で苦境に立たされた彼が、ここ一番に逆転の一手を思いついた瞬間を表したのが、まさにこのコマ「矢木に電流走る」です。
ちょっと待ってください、成人男性が電流責めされているだけだと思わないでください。
よく考えてみましょう。
矢木に電流が走ることは、つまり、逆転の手があるということですよね?
方程式にすると、
「矢木に電流が走っている=逆転の一手がある」です。
英語にすると、
「When Yagi is being turned on electricity,There is a chance of winning.」
となります。
そして、矢木に電流が走ったプレイヤーは、逆転することができるでしょう。
彼は単なる電流責めされる成人男性ではなく、勝利の女神だったわけです。
ところで、意図的に矢木に電流を走らせることができたら、どうでしょうか???
「構築単位で矢木に電流を走らせることができる」のであれば、
つまりそれは、逆転の一手が最初から用意されているということです。
100戦100勝も夢ではありません!!!
というわけで今回は、ゲーム「ポケットモンスター」にて、意図的に矢木に電流を走らせることができるパーティを用意してきました。
今回は、そんなパーティを紹介していきます。
うーん、ご利益ありそうですね。
それでは、実際に構築を組んでいきましょう。
①ヤギを調達する
まず、矢木を用意するところから始まります。
…
ポケモンの世界には矢木はいないので、ヤギで代用しようと思います。
カタカナにしちゃえば一緒一緒。
…
ヤギのwikipediaでも見るか…
「全体的に高くて狭い場所、特に山岳地帯の岩場等を好む種が多く、人間がロッククライミングをしないと登れないような急な崖においても、ヤギは登ることができる。」(wikipediaより)
なるほど。
ハッ
どこに矢木に電流が走ったかというと、ここである。
ヤギでなくてもゴートなら…
ゴーゴートだあああああああああああああああ!
これは5ゴート。
かくして、ヤギが調達された。
②ヤギをどう使うか考える
さて、みなさんはゴーゴートについて、どれほどのことをご存じだろうか?
自分で育成してみたり、ポケモン対戦で使ったことは?
相手が使ってきたことは?パーティに入っているのを見かけたことぐらいはあるだろうか?
あるいは、図鑑埋めのために学習装置で進化させたことぐらい?
それとも、アニメで登場したのを見たぐらいかな。
中には、ポケモンカードで結構活躍させている人がいるかもしれない。なんか強そうだった。
実際のところ、未知なる生物だと言う方が大半ではないだろうか。
普通に生活していれば、まず出会うことのないゴーゴート。
かくいう僕も、過去ツイートを漁って出てきたのはこのぐらいだった。
— しわ (@siwasu1341) 2016年1月26日
もちろんポケモンでは使ったことは無いので、初めての実戦投入である。
ところで、矢木に電流走るだけならゴーゴート+デンリュウでいい。
これで矢木電できるわけだ。
(「矢木に電流走る」は長いので、略して「矢木電と言います」)
だが、それでは勝てないことは容易に想像がつく。組み合わせる理由が名前遊び程度しかないのでは、勝算が無い。
さてどうしたものか…
まずはヤギが活躍できる環境を整えよう。
目を引くポイントはずばり「草の毛皮」「ウッドホーン」「高耐久」だ。
①グラスフィールドを展開することで草の毛皮を発動し、持ち前の高耐久を確保する。
②回復効果のあるウッドホーンをメインウェポンにすることで、草の毛皮で得た耐久を最大限に活かす。
③草の毛皮を発動させるためのグラスフィールドが、ウッドホーンの火力と回復量を高める効果も持ち合わせており、突破力と高耐久に磨きをかける。
となると、グラスフィールドを展開することが大事そうだ。
・ソードシールドでダイソウゲンする場合
→ゴーゴートが未解禁らしい。
それに、本体をダイマックスさせたらウッドホーンによる回復が得られなくなってしまうのは本末転倒だ。
ダイジェット環境で草タイプは大変そうだが、ダイマックスゴーゴート自体は面白そうではあるね。
・USUMでカプ・ブルルと組ませ、自動でフィールドを展開してもらう
→カプ系によるフィールド合戦が激しく、草の毛皮の維持が安定しない
というのが、特に弱点の多く、メインウェポンの通りが悪い草タイプをあまり並べたくはないのだ。
もしブルルと並べるのであれば、カミツルギなど、役割集中的に草打点をうまく扱えるポケモンを並べるのがいい。
というか、ブルルが圧倒的にゴーゴートの上位互換みたいな顔してるので、横に並べるとなんかゴーゴートがかわいそうじゃん…?
じゃあどうするか…
・6thトリプルで使おう!
→展開には一手間いるが、裏を返せば一方的にフィールド利用できるということ。
手動天候はしょっちゅうなので、似たようなものだ。
トリプルバトルで使用する場合、同時にグラスフィールダーを決めなければならないわけだ。
今回は、タイプを散らせ、フラワーベールでゴーゴートへの威嚇を無効化できるフラージェスを採用した。
③グラスフィールドの展開をサポートする
まずはフラージェスを安全に動かすことが大事だ。猫だましでフラージェスのグラフィが展開できないと破綻する。
草の毛皮が起動する前に、ファイアローに上から殴られるのも痛い。
ということで、ファスガは採用したい。
ファスガを習得できる中で、展開されたグラフィを利用してそのまま殴りに行けるポケモン、ジュカインを採用。
筋は通ってる。
ジュカインが入ったからっておかしなことはない。いいね?
④電流要素を加えたい
ところで、矢木電は「矢木に電流走る」ことだ。
単にヤギがいたところで、矢木電しているとは言えないだろう。
メガシンカで避雷針を扱えるジュカインもいることだし、ここはひとつ電流を流してみようじゃないか。
ということで、無難にライコウを採用。
これで、「ヤギを採用しつつ、メガジュカインに放電で避雷針を」
ゴーゴートに放電が当たる可能性もあるが、フラージェスによってマヒすることはない。つまり、状況によっては矢木に電流が流れることがあるかもしれないということだ。
せっかくの耐久を味方殴りで削ってしまっては惜しいので、念のためにチョッキを持たせるのがいいだろう。
まあワイルドボルトを覚えさせて「矢木が電流をまとって走る」でもいいかもしれないが、メガジュカインがいるなら吸われてしまうし、これ以上まとめるのは難しそうだ…
せっかくなので、他の案も考えてみよう。
エレキフィールドを採用して、ヤギが電流の中を走る…?
うーんグラスフィールドを消してしまうと、せっかくの草の毛皮が切れてしまう…
それに、メガジュカインが横にいると電流が吸われてしまうよね…
いや待て…
ヤギに電流流す明確な理由見つけてしまった...☺️ pic.twitter.com/ok9uKl3b2E
— しわ (@siwasu1341) 2020年5月14日
アイテム:じゅうでんち
「つかいすての じゅうでんち。 もたせて でんきの わざを うけると こうげきが あがる。」
やっぱり矢木電なので、「矢木に電流を流すこと」、
つまり「ゴーゴートに電気技を当てること」が重要だと思う。
なんと、充電池を持たせて火力を上げればウッドホーンの回復量も上がるので、シナジーもばっちりだ。
いやまて。チョッキが持てなくなるが、味方殴り問題はどうする?
ライコウの放電では、ゴーゴートの耐久に傷をつけてしまうだろう。ゴーゴートの負担が大きすぎる…
簡単じゃないか、放電の威力を下げればよいのだ
素早く放電を扱え、放電の威力が低いマルマインを採用。
これでメガジュカインに対しても上から放電することができる。一石三鳥だ。
そして思いつくのが、ゴーゴートを後発で運用するということ。
フラージェス+ジュカイン+マルマインの並びでスタートし、場を整えてからゴーゴートを出した方が良さそうだ。
ゴーゴートを最初から介護するよりも、グラスフィールドが先に貼られている状態でゴーゴートを繰り出せたほうが安全…ということだ。
「ヤギが草原に出ていく」ことと、「ヤギが更地で足元から草原が生えてくるのを待つ」ことを比べれば、どちらがいいかは一目瞭然だろう。食糧問題だ。
なぜかメガジュカインが採用されてしまっていることで、ゴーゴート+メガデンリュウの夢が途絶えているのだが、もう手遅れだろう。
⑤追い風対策を考える、トリルエースを採用する
ジュカイン+マルマイン(通称「ジュカマイン」)の並びだが、圧倒的に相手の追い風がキツい。
両方とも紙耐久なので、1手で敗北に向かってしまうのだ。
追い風された後の行動を考えたい。
一番簡単なのは、トリックルームを入れることだ。
そもそもゴーゴートは遅いのだ。いくら耐久を上げようが、ダブルやトリプルバトルでは上から殴られれば元も子もない。
ゴーゴートのためにも、やはりトリックルームを活かすのが良いだろう。
高耐久でトリックルームを覚えると言えば、ポリゴン2が適任だろう。
マルマインはトリックルーム下で扱うのは難しく、充電池が腐ってしまいがちだ。
ポリゴン2なら放電も打てるトリックルーマーであり、一石二鳥だ。
いやまて…
放電を覚えるトリックルーマー…?
トリル役として目を付けたのはこいつだ。
ヒカキンだギギギアルだ。
ヒカキンとギギギアルが似てるって何回言っても全然伝わらないので比較動画をつくりました pic.twitter.com/b5ZyNTlfuv
— 神ちくわ (@Kami_Chikuwa) 2017年8月31日
こいつは、ポリゴン2なんか目じゃないぐらい、圧倒的なメリットを持っている。
これだ。
特性「プラス」を持っているのだ。
プラスの効果は
「プラスか マイナスの とくせいを もつ ポケモンが なかまに いると じぶんの とくこうが あがる。」
つまり、自分のフィールドに「プラス」「マイナス」のいずれかが2匹以上存在していれば、両方のステータスが上がるのだ。
つまり…?
特性「プラス」「マイナス」を持つトリルエースと言えば…?
デンリュウだああああああああああいやったああああああああ!!!!!!!!!!
方程式
+ =
デンリュウ本体の採用をどれだけ諦めたことだろうか。
これほど壮大な伏線回収があっただろうか。
メガデンリュウでなく、まさかプラスデンリュウでゴーゴートと組むことになるとは思いもしなかった。
ちなみに、デンリュウの進化前はメリープやモココ、つまりは羊ポケモンだ。
ヤギとヒツジの運命の出会いだ。もしかしたら最初から決まっていたのかもしれない。
構築名「矢木電スイッチトリパ」
(トレーナーカード作ってから気づいたんですが、フラージェスは白でした)
個別解説
ゴーゴート
種族値:H123-A100-B62-C97-D81-S68(531) 意地っ張り 努力値:AB252
特性:草の毛皮 持ち物:タラプの実
ウッドホーン/守る/岩雪崩/ビルドアップ
役割...アタッカー兼詰め役
この構築の要。
基本は後攻で選出する。グラスフィールドを張っている最中にメガジュカインが早々に退場するので、死に出しからマルマインの放電をもらってタラプの実を発動させ、草の毛皮とビルドアップを積んで要塞化していく。
草の毛皮+ビルドアップ+タラプの実による超耐久を獲得しながら、吸収技のウッドホーンで戦い、相手を詰めていくポケモン。
(なんでタラプかというと、チョッキへの未練があったから)
努力値は、
ウッドホーンの回復量・回収率を上げるためにHに振らずAに全振り。
グラスフィールド×ビルドアップでは攻撃250から75×1.5×1.5の威力でウッドホーンを打つことが可能。
火力指数は42,000で、キュウコンの日照りオーバーヒートと同じぐらい。
分かりにくい例で言えば、ダルマッカのはりきりフレアドライブと同じぐらいらしい。
防御種族値はやや低いが、草の毛皮とビルドアップの倍率がおいしいので、Bに全振り。
草の毛皮発動+ビルドアップ1積みで防御は114から256まで上昇する。
この数値は防御特化クレベースと同じぐらい。ただ、ゴーゴートはHPが高い分、耐久指数はその分伸びる。指数で言うと55068であり、防御特化メガボスゴドラを超えるほどだ。(もちろんビルドアップは積んでようやくだが)
誰の攻撃を耐えるかというと、まずはビルドアップ無しでも、命の珠ファイアローのブレイブバードを確定耐えする。ビルドアップがあれば、鉢巻ファイアローのブレイブバードも耐えてしまう。
分かりにくい例で言えば、ダルマッカのはりきりフレアドライブを確定で耐えるぐらいだ。
鉢巻ヒヒダルマのフレアドライブでも1.2ゴーゴートしか持っていかれない。ビルド積んでも1匹は持っていかれるのが悲しいですね。
特防はタラプ込みで無振りクレセリアと同じぐらい。
構築単位で光の壁を積んだりグラスフィールドの回復を受けたり、数値以上の固さを見せる。
技としては、草タイプの相性補完の良い岩雪崩を持たせ、グラスフィールドやトリックルームが切れたターンに張り直しを待つための守るを持たせた。
実は合計種族値が531と、御三家級に高い。
とはいえ、防御種族値は62と、全ステータスの中で一番低い。おそらく草の毛皮発動を前提に設定されている気がする。
フラージェス
種族値:H78-A65-B68-C112-D154-S75 図太い 努力値:HB252
特性:フラワーベール 持ち物:ラムの実
役割...グラスフィールドの展開
特性のフラワーベールは「草タイプのポケモンは状態異常にならず、相手の技による能力低下も起こさない」という特性。
ゴーゴートに威嚇が入ってしまうことを防ぎつつ、ヤギに電流を走らせてもマヒ状態になることがない。安心してビルドアップを積んでいけるようになる。
技構成について
次に、集中攻撃を防ぐための守る。
防御方面はやや不安があるので、防御特化で確実にグラスフィールドを張れるようにした。
特殊耐久指数はH振りだけで32,190。特防特化モロバレルよりほんの少し高いぐらいだ。
馬鹿みたいに特防が高いので、1試合に2回以上グラスフィールドを張れることがある。
メガジュカイン
種族値:H70-A85-B65-C105-D85-S120(530) 性格:臆病
(メガ) :H70-A110-B75-C145-D85-S145(630) 努力値:hCS(マルマイン抜かれ)
特性:新緑→避雷針 持ち物:ジュカインナイト
役割...高速アタッカー/放電受け
普通のメガジュカイン。
グラスフィールドの恩恵を受けられる草タイプであり、放電を打たれても大丈夫なポケモンとして採用された。
ゴーゴートに電流を流すことにGOサインが出てしまったのは、半分ぐらいこのポケモンがいたせいである。おのれメガジュカイン。
実際のところ、超高速メガシンカポケモンであり、草の誓いやら避雷針やらコイルのめざめるパワー氷で確定一やら変な個性を大量に持っているので、採用するだけで構築全体が歪むポケモンという認識がある。
変にコンボ要員なのが悪い。
今作ではマルマインの素早さが微妙に不甲斐ないので、素早さをちょっと落としている。
これでも十分、スカーフ霊獣ランドロスを抜かせるのが強いですね。
そして、特攻種族値は145もあるので、避雷針かグラスフィールドを発動させた状態なら、メガガルーラを上からワンパンすることができる。
抜群を取らずにワンパンできるのはさすがに強いです。
グラスフィールドリーフストームの指数は57,622で、ドテッコツの根性気合いパンチと同じぐらいらしい。わかんねぇ…
一応シュバルゴの鉢巻メガホーンを超える程度だそう。こちらの方が分かりやすい。
事前にグラスフィールドを張っておけばマルマインは別の行動をさせることができ、
グラスフィールドが無くてもマルマインの補佐で同じ火力が出せるのは強み。
火力サポートが複数あると、心なしか自由度が高い気がする。
竜の波動はボーマンダ含むドラゴンタイプを倒すために。
いろいろと便利な見切り。
そして、グラスフィールド展開前のゴーゴートとメガジュカインの両方ともがファイアローに弱いので、ファストガードを持たせた。
耐久種族値は非常に低いが、落とされればスムーズにマルマインの隣にゴーゴートを展開することができ、流れで放電を浴びせることが可能。
構築の要はゴーゴートなので、グラスフィールドさえ展開できればメガジュカインは捨てていい。
特攻が下がってしまうので、リーフストーム直後に落とされてしまうのがベストだ。ひどい。
マルマイン
種族値:H60-A50-B70-C80-D80-S140(480) 性格:臆病 努力値:CS252
特性:防音 持ち物:気合の襷
放電/守る/光の壁/地場操作
役割...味方の耐久を上げる、矢木に電流を流す
素早さがちょっと低い爆弾ボール。
前回は電気Zで相手を荒らすポケモンとして採用したが、今回は味方を殴るために採用。
前回
さて、今回はサポーターでの採用…という話だが、マルマインにサポーターのイメージを持つ方はあまりいないのではないだろうか。
なんと、放電と地場操作で、フラージェスを除くすべての味方ポケモンのステータスを上昇させることができるのだ。
←放電によるC上昇
←放電によるD上昇(タラプの実)
←地場操作によるBD上昇
(←光の壁が入るとおかしなことになる)
地場操作も見逃せない。
point!
地場操作…特性「プラス」「マイナス」を持つ、自分の場のポケモン全ての防御・特防をそれぞれ1段階ずつ上昇させる。
なんと守るを貫通して耐久を上昇させることも可能だ。
こちらは放置されやすさが高い分、ステータス上昇を累積させることが可能で、倒されるまでにはこちらの手持ちポケモン全てに1回以上バフをかけているなんてことがある。
素早さが高い分行動回数を稼ぎやすく、光の壁まで展開していつの間にかこちらの構築全体が要塞化している…なんてことも。
ピッピ顔負けの活躍をしている。フレンドリーマルマインだ。
正直この構築でこいつが一番強いまであるな…。
ギギギアル
種族値:H60-A100-B115-C70-D85-S90(520) 性格:腕白 努力値:H252、B11n調整、残りD(C個体値0)
特性:プラス 持ち物:オッカの実
トリックルーム/守る/地場操作/放電
役割:トリックルームの展開、味方の要塞化、プラス
語ることが少ないのだが、その存在が全てを物語っている。
構築全体にシナジーをもたらす歯車である。
トリックルームでゴーゴートとデンリュウを動かしやすく、地場操作でデンリュウと自身の耐久を高める。
ゴーゴートのためのグラスフィールドだが、グラスフィールドと地場操作が1回入ればランドロスの地震も1/4程度しか食らわなくなってしまう。
ダイアース、ライジングランドオーバーによる崩しもなく、グラスフィールド一手でも非常に安定して要塞化できる。
ちなみに、トリプルフリーに居るグラードンの断崖の剣ではグラスフィールドで半減できず、致命傷を負ってしまう。
マルマイン同様、こいつ自身も地場操作を持たせた。
デンリュウ+ゴーゴートでトリルエースが2枚しかいない為、片方を失わないようにデンリュウの耐久を上げるためだ。
ところで素早さ種族値が90と高く、残念ながらトリル下ではゴーゴートよりも先に行動することができない。
「ゴーゴートのウッドホーン→放電で充電池発動、攻撃上昇→相手の攻撃を受ける」となり、色々かみ合わなくなってしまう。
そこで、ゴーゴートにはタラプの実を持たせることで
「ゴーゴートのウッドホーン→放電でタラプ発動、耐久上昇→相手の攻撃を受けきれる」
となる。
後からのサポートでもしっかり次につなげることができるようにした。
進化前のギギアルが採用できたら、あちらは放電を早く打つことができたのだが、残念ながらギギアルはトリックルームが使えないので仕方なし。
ポリゴン2だと地場操作やプラスもなくなってしまうので、ギギギアルでよいだろう。
鋼タイプのトリックルーマーなので、ニンフィアにもやたら安定する。
デンリュウ
種族値:90-75-85-115-90-55(510) 性格:冷静 努力値:HC252
特性:プラス 持ち物:拘り眼鏡(命の珠)
10万ボルト/目覚めるパワー氷/竜の波動/ボルトチェンジ
役割…トリルアタッカー、名前がいい
矢木啓二に流れるやつ。彼の体内には血液ではなく電気が流れているのかもしれない。
プラスデンリュウは珍しいが、稀にトリプルバトルで使われていることがあった。
結果もきちんと残しているのだ。
型はシャーさんのものを参考に、眼鏡エースとした。
眼鏡+プラスの打点はさすがで、10万ボルトで無振りメガガルーラが高乱数で飛ぶ程度だ。
まとめ
【構築の強み】
・ステータス上昇が累積できるのが強い。手軽に要塞化できるのが強い
ビルドアップ+草の毛皮、グラスフィールド+避雷針、地場操作+光の壁など、きっちりステータスを2.25倍にして戦うことができた。
展開するルートが安定しており、毎試合きっちり要塞化できた。
まずはこれをみてやってほしい
【構築の弱み】
・勝率が低い(結局1勝8敗ぐらい…?)
なんでやろうなぁ…
・グラスフィールドが終わる
多分これが一番ダメだと思う。
ゴーゴートのステータスがAもCも下がる。ビルドアップ1段階分下がる。
草、終わらないで(懇願)
待ってトリルも終わらないで。
・デンリュウの小回りが利かない
これは持ち物の選択ミスだろう。バクーダが居ない以上、デンリュウによる削りがメインになるべきなので、眼鏡ではなく珠を持たせるべきだった。
「10万ボルトで拘って目覚めるパワーが打てない」という試合は多かった。
・ギギギアルが置物になる。
相手への攻撃技が放電しかない。
ギギギアルのプラス放電だが、プラスが入ってもデデンネのほっぺ2回分ぐらいの威力しかない。
マヒを撒いてちょっと嫌な気分にさせたり、ゴーゴートをマッサージする為だけの技でしかないので、ちゃんと攻撃技を覚えてた方が良かったかもしれない。
守るが必要な場面はあまり無かった。
・攻撃技のバリエーションに乏しい
フェアリー・電気・草・竜・岩技しかない。
つまり、ナットレイが出てきた瞬間詰む。
他
・プラスがぶんどられる
スキルスワップやシンプルビームでプラスを奪われ、地場操作も打点上昇もできなくなってしまう事件があった(2敗)
・積みリセットされる
吠えるやクリアスモッグによる事故(1敗)
・メガジュカインは捨てちゃダメかもしれない
そうは言っても死んじゃうんだもん…
とはいえ、矢木電から構築を組んだとは思えないほどシナジーに溢れる構築でありながら、きっちり展開して善戦することはでき、構築自体はすごく楽しいものになった。
草食ルートのゴーゴートも面白そうだったり、グラフィ役を改良する余地が多かったり、カスタマイズ性も十分だ。
変更案だが、
・チェリムを混ぜてみる(花吹雪で草食起動とか)
・トリルの代わりにマイナスライボルトを採用し、さらにとがらせてみる(?)
・実は今回電気を流したのは矢木じゃなくてヤギだったので、本物の矢木啓二がポケモンとして登場するのを待つ(???)
等々、色々考えられる。
もう少し矢木電しながら改良し、見事ゴーゴート+グラスフィールド軸で勝てるパーティを目指すつもりだ。
では、さらば!
おまけ①
配信で使ったときに、TLをどよめかせることができた
ここのTL全部その通りで笑うんだよなただ驚きポイントが全員違うのはほんと面白い pic.twitter.com/pphzfI2ZQi
— しわ (@siwasu1341) 2020年6月13日
警戒すべきポイントが多すぎて、逆に相手を困惑させることができる
なお、ゴーゴートは目立たない模様
おまけ②
矢木電の使用例
おそらく令和で一番矢木電してる人の動画
「矢木電→失敗する」で様式美みたいなところがあるので、今回の構築は逆に正解だったのかもしれない。きっとそうだ。